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 ■ブーツの使用感


 《ROLLERBLADE SPARK PRO》

ROLLERBLADE SPARK PRO

2009年の暮れに購入。いわゆるフィットネスブーツといわれるジャンルのものでフカフカなインナーを包むアウター(シェル)は柔らかな素材。甲部のバックルはベルクロ留めでカフパーツも簡素なもの。

このモデルは現在廃番になっているようだがSPARK PRO→SPARK 84→ときて現行のROLLERBLADEのラインアップではMACROBLADE 84がこのモデルの後継に当たる機種だと思う。

ソールの形状でうまく2番ウィールを逃がし、フレーム高が低めに抑えられているので84mmウィールが装着されているが低重心で安定性・操作性が良い。

フレームはアルミ製で軽い。これはフィットネスブーツの一番の利点だと思うが、靴全体がハードシェルのフリースケートブーツに慣れた身には軽くて楽。ソフトブーツはハードブーツに比べれば経年劣化によるヘタリ、ヨレ具合も大きいのかもしれないが購入後五年を経過した卜(ぼく)のSPARK PROでもそれほどひどい状態になっているわけではないので(もちろん使用者の体格にもよるので一概には言えないが)これでスラローム競技をしようというのでもないかぎり、そんなことは気にする必要のないことだと思う。

公園内をぐるぐる周回したり、フィットネススケーティング、ちょっとしたシティランや20km程度の中距離ラン等を自分がやりたいスケートとしてイメージしているならこういったソフトブーツで、ウィールのサイズも84mmか90mmのものを選んだほうがあとあと買い直しをしなくて済むように思う。

まったくの初心者で、初めの一足にはウィールサイズ80mm以下のナイロンコンポジットフレームのブーツの方が要らぬ恐怖感を覚えずに済んだり滑り方の習得もしやすいので、こういった中級者用のスケートを薦めるのはどうかと思う点もあるのだが・・・

卜もまるで初心者のうちにこのブーツを買ったので当初扱いに戸惑うところもあった。反対に、そこそこ上達した後でも物足りなさを感じることは少ないのではないかと思う。スピードもそれなりに出るし。

SEBA FRのようなハードブーツをメインに使っていても、一足は持っておきたいブーツではあります。

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 《ROLLERBLADE RB-10(購入編)》

このブーツも現在は入手できないような状況。RB-10の後継機RB90が2014年まで販売されましたが、RB90ならサイズによってはまだ在庫が残っているかもしれません。2015年からROLLERBLADEのラインアップが大幅に変わった中で、MAXXUM90というモデルが後継機と言えないことはないかも。 そんなわけでレビューを今さら掲載する意味はあるのかな?と一瞬思いましたが、「ああ、そういうのもあったねぇ」と懐かしんだり記録的な意味で一応書き残しておくことにします。(以下、購入当時にblogに書いた記事を一部書き直して転載します)

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最近卜(ぼく)が欲しいなーと思っているブーツは、Long Runを楽に走れる大径ウィールが装着された、具体的にはROLLERBLADEのSPEEDMACHINEとかTEMPEST、FILAだったらM100やFM100のようなブーツであることはこれまでも何度か述べてきました。

一方では約二年履き続けたFILA NRKがまたしてもカフバックルにひび割れが生じはじめ、そして六郷のYOUさんや稲北のZimaさんら、同じブーツを履いていらっしゃる方々からの「フレームネジ飛びトラブル」報告が上がり、ある日突然履けなくなる日が来るやもしれぬという不安が浮かんできました。

《本当は大径ウィールの“スーパーフィットネス・モデル”が欲しいのだがFILA NRKが壊れたらスラロームのできるブーツが無くなるのも困る・・・》と思い、折衷案(?)として候補に上ったのがROLLERBLADEのRB-10でした。まもなく来期モデルであるRB90,100が登場するということで、定価の30〜40%OFFで出しているところがいくつかあったのです。

インラインスケートブーツは毎年、年度替わりのこの時期(2〜3月頃)に商品が入れ替わるので、買いたいと思っても在庫が薄い(どこにも商品が無い)ような状況ではありますが、在庫一掃とばかりに値下げ商品が出ることもあります。マイナーチェンジ(意匠的な変更のみで、機能的な変更は特になし)モデルも多いので、(種類やサイズも限られるので自分に合えば、の話ですが)お買い得品に出会えるのもこの時期かもしれません。

閑話休題。このRB10というブーツ、ハードなロアシェル+インナー一体型のソフト(セミハード?)なカフという他には見られない特徴があって、履き心地に見当がつかないので、通販より実店舗で試着してみたいと思っていたのですが、S-FOURには27cmしか残っておらず。V3カドヤには前モデルRB-8の30,31cmしか在庫がありませんでした。調べているうちに卜沿線で通勤経路の途中でもある東武東上線のときわ台駅から徒歩5分程度の場所に「リンクファスト」というインラインスケートを扱っているお店があるのを見つけました。卜に合うサイズのRB-10の在庫もありそう。これは行ってみるしかないでしょう。

というわけで2012年2月25日(土曜日)の仕事帰りに、ぶらり途中下車。主力はネット通販らしく小ぢんまりとしたお店でしたが、インラインの他に、スキーやスノボブーツの商品選びやフィッティングの相談にも乗ってくれるという、専門知識ありげな(話をしていて不安を感じない)店員さんが対応してくれました。RB-10の24cmと25cm、そしてTEMPEST100の25cmを試し履き。

TEMPESTは・・・試着するべきではありませんでした。フィットネスの履き心地なのにソールがカーボンでダイレクト感はしっかりあるなんて反則。しかもロングフレームに大径ウィールで下回りの重量はあるはずなのにハードブーツとは比べ物にならない軽さです。そのままあと10分くらい履き続けていたら、間違いなくお持ち帰りしていたことでしょう(笑

まぁ、そこはグッとこらえつつ・・・特に問題はなさそうだったのでRB-10を買うことに。卜の場合、24cmだとピッタピタで25cmだと《ちょっと緩いかな?》と思うことが多いのでいつも悩むんです。今回も悩みましたが、FILA NRKの時と同様、結局25cmを選びました。

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 《ROLLERBLADE RB-10(ファースト・インプレッション)》

ROLLERBLADE RB-10

購入の翌日ですが、2012年2月26日の「荒川のんびりLong Run」へ、早速新しいブーツを引っ提げて行ってまいりました。

以下、第一印象的な感想です。

まず、脱ぎ履き。卜(ぼく)は家〜駅までCity Runで電車に乗り、降りてから公園までCity Runといったようなことがしたいので、脱ぎ履きに手間のかかるブーツはもうそれだけでダメなんです。その点、FILA NRKはとても楽でした。SEBA HIGHの人が履く準備をしている間に、もう履き終わってる感じですか?

RB-10は、あのTwisterタイプのちょっとクセのある(?)甲部ラチェットといい、NRKよりは若干手間がかかりますが、面倒というほどでもありません。シューレースは一番上まで締めなくても良さそうなので、標準で付いているものより20cmくらい短いものに変えようと思います。

これまでFILA NRKを履いていたせいだと思いますが、インナーはやけに薄く感じてしまいます。これ、ヘタってきてもカフと一体型だしインナーだけ交換するのは無理だよなぁ。GGチャリさんがやっているみたいな改造を施すしかないのか・・・などと行く末を案じても仕方ありませんし、インナーがヘタる頃には次のブーツのことを考えているように思われるので問題なし(^^;

足入れした時は《ちょっと硬いかな?》と感じるのに、履いているとフィットネスを履いているかのように感じる時もあり、不思議なブーツです。嫌なアタリのようなものはありませんし、荒川のんびりLRを24.5km/三時間半履き続けても無問題でした。

シェルは、これまでFILA NRKを履いていたせいだと思いますが、とても柔らかく感じます。シューレース(靴紐)を締め込むとググッと締まるし。(っていうかNRKのシェルが硬すぎるんだと思う)

Twister同様、肉抜きで軽くするためなのか何なのかわかりませんが穴が開いていて、そのせいで人によっては例の「小指痛問題(穴から指がハミ出て痛いよ〜)」が発生しているんだと思いますが、ハードシェルのブーツの中では軽い部類に入るのではないかと思います。フレームを交換して80mmウィール仕様にしたら、NRK(もハードブーツにしてはかなり軽いと思うんですが)よりも軽いかもしれません。

カフはTwister同様、全く動きません。シェルの後部(カカト〜アキレス腱のあたり)が上のほうまで立ち上がっているので、構造的にカフが前に動きようがないのです。かと言って足首の自由度が全く無いかといえば、カフの上まで紐を締めてもカフのベルクロを締め込んでもギプスのようにガチガチにホールドされるわけではなく遊びはあるものですから、足首は動きます。Twisterを履いている方でも「カフバックルを締めすぎなきゃ気にならないよ」と言います。このあたりは自分の目指す滑りのスタイルによっても気になるならないの違いはあるのでしょうから、何とも言えませんね。カフ(タン)に乗るような滑りがしたい人や、カフ頼りの滑りになってしまっている人には厳しいのかなー?

標準ウィールサイズは90mm×4で、1番〜4番の軸距が275mmのフレームが付いています。City Runから中距離(〜50kmくらいまで)のLong Runまではこれ一本でカバーできそうですね。このくらいのサイズまでなら、取り回しも80mm×4と感覚的にそれほど変わりません。

標準装着のウィールはやや硬く、グリップ感に乏しいように感じます。卜が持っているRBのSPARK PROのウィールもそんな感じで、きっと耐久性重視なんだと思います。SPARK PROの標準ウィールは、もう二年交換していないし最近は週末ごとに20〜40kmくらい走っているんですがまだ2mmくらいしか減っていません。不思議ですよね?(^^;

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 《ROLLERBLADE RB-10(フレームを換装)》

RB_HOTROD_FRAMES
ROLLERBLADE HOTROD FRAME LIMITED EDITION 245mm
RB-10×HOTROD
RB-10に装着。

S-FOURでこのフレームを買った時、上村さんと川野さんに『なんでまた?珍しい買い物をしますねー!』と言われました。

Twister 2の頃(2007年ぐらいか)にROLLERBLADE純正オプションとして発売されたこのフレームを標準装着していたブーツは存在しないので、フレーム単体を後から欲しいという人が買った分しか出回っていないはず。今使ってたら目立つかも?(takkun・談)

店によっては、ショップオプションとしてRB-8にこのフレームを付けて「スラロームにいかが?」と売っていたケースもあったようですし、昨年度末にj-sk8の「決算セール」でこのフレームが投売りされているのを見たことがあるので、結構持っている人もいるんじゃないかと思うんですけどねー。

組みつけている時に思ったんですけど、工作精度や仕上げがあまり良くない感じなのと、軽いのはいいんですが柔らかそう。もし大和君が使ったら一ヶ月持ちそうもない感じでしょうか(;^ω^)

ところで街なかを走っているのとスラロームに使うのとではブーツの評価も大分違ってきます。用途によってブーツを使い分けるというのが最適なのは言うまでもありませんが、用途ごとにブーツを揃えるのも贅沢だし、ひとつのブーツを使いまわせれば・・・というのも自然な感情です。

純正装着の275mmフレーム、90mm×4輪を、ROLLERBLADE HOTRODフレーム(245mm。ウィールは80mm×4輪のフラットなセッティング)に換装しての初乗りは2012年3月14日の光闇でした。で、以下は街乗りやスラロームをしてみた感想。

ま、ひと言でいうならフツーのブーツですね。FILA NRKもそうでしたが、変なクセは無く、素直にフレームのセンターに乗せてくれるブーツだと思います。

・・・それで終わってしまってもいいのですが、あえて細かいことを書きますか?(^^;

カフが動かないことについてはファーストインプレでも書きました。街乗りであればシューレースを一番上まで締めて、カフのベルト(ベルクロ)もキッチリ締めて構わないと思いますが、そうすると足首の自由度が低下するので卜(ぼく)は紐を上まで締めませんしカフのベルトも締め込みません。そこでひとつ気がついたのは、「前後にはある程度足首を動かせるが、横方向のサポートも無いんだな」ということです。これはたぶんRB-10のカフが柔らかいことによるもので、Twisterだったらカフバックルを緩めにしていても横方向のサポートが多少は期待できるように思うのです。

足首の自由が欲しいと思ったら、カフに頼らない、エッジのコントロールができるような滑り方ができないと、スラローム用途で使うのを難しく感じる場合があるかもしれません。(FSSをやりたいと思っている人にはあまり関係の無い話かもしれませんね)

フレームについて。これまで乗っていたFILA NRKの低重心なフレームに比べて7〜8mmは高くなったんじゃないかと思うのですが、あまり違いは感じませんでした。剛性に関してもマイルド(良く言えば。悪く言うとダル)な性格のFILA NRK純正フレームにずーっと乗ってきたので、一般に「柔らかい」「ダイレクト感に乏しい」と評されるHOTRODフレームを頼りなく感じることはありませんでした。微妙な長さの違いや前後への張り出しの違いも気になりません。ブーツ自体のせいかフレームのせいかわかりませんが、FILA NRKよりもロードインフォメーション(靴底でゴツゴツ感)を感じます。

インナーは、厚みでタイトさを演出しているFILA NRKに比べると薄いです。履き心地が悪いということは無いんですが、硬いです。

シェルは同サイズ表記のFILA NRKよりも作りがやや小さめに感じます。素材が、形状のほぼ同じTwisterよりも柔らかいと言われている(成型時に配合されている染料等の違いによるものか。一般にこうした樹脂パーツは濃色のものより淡色のものの方が柔らかい傾向にあると言われています)RBだけあって、シューレースや甲部のバックルを締めるとよく締まるのと、足幅もFILA NRKよりやや狭く感じるので、足が痛くなるくらい締め込むこともできます。まぁ、そこまでギュウギュウにしなくても甲部のバックルをきちっと締めていればカカトが浮くような感じはありません。SEBA FRに比べると足が遊ぶように感じる人がいるかもしれませんが、それはインナーやシェルのタイト感ばかりではなく前述したカフの特徴にもよるのではないかと思います。

あとは・・・なんだろう?

後日、何か気付いたことがあったら書くかもしれません。

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(※本ページのデータは2015年3月現在のものです)



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