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 ■自分が練習する中で思ったこと


 《スネークが先か、クロスが先か (1)》

・・・ってタイトルに書くと、なにか深い話でも聞けるのではないかと期待を持たれる方もいると思うので最初にお断りしておきますが、すんごいレベルの低い話なんで、卜より先を行かれている方々には何の参考にもなりません。これからやろうと思っている方にとっても、参考になるかどうか・・・っていうと無責任に聞こえるかもしれませんが、ある人によってはやりやすい方法でも他の人にとってはそれを真似ると遠回りになる場合があるのが難しいところです。ゆえに、卜が書くこと以外にもいろいろな説があり、これまでにも各所で議論になり結論がでていないことも多いんです。誰にどれが向いているかまではわからないのが正直なところです。

技ができるようになった=身に付いたということではありません。卜(ぼく)なんかは、いくつかのことができるようにはなりましたが、自分の思い通りにコントロールできるレベルに到達しているものはひとつもありませんし、そんな動きは他人から見ても綺麗には思われないのではないでしょうか。仮に他人から見て「いいんじゃない?」と言われるようなものがあったとしても、自分自身がその滑りに納得いかないかぎり「完成した」とはいえません。

卜よりははるかにキャリアを積んでおり、レベルも高い、あるsk8erさんが、上と似たような事をどこかに書いておられたのを読んだことがあります。レベルが上がったら上がったで新たな課題が見え始め、どこまでいっても完成することがないという、奥の深さを感じます。

ただし、とりあえずでもできるようになることには喜びがあり、完成の途上にも程度の差はあれ達成感はあります。それがなかったら続けられない、それがあるから続けられる、ということもあります。

まったくの初心者がとりあえずスラロームの技を覚える、とりあえずできるようになるといったレベルの話で、これまで自分が覚えるのに苦労した点、どうやって、何から、どんな順序でやればよいのか?を体験的に書いてみようかな、と。

そう思ったのは、先日、ある方が自分の娘さんにFクロスを練習させようとしていた時、傍らにいた卜に「クロスより先にスネークを教えた方がいいのかなぁ?どっちがやりやすかった?」と聞いてきたんです。卜はその時「フォワードはクロスを先に覚えた方がいいと思います」と答えたんですが。

まだいろいろなことがわかっていない卜が書くのは早いことがあるかもしれません。後日追記訂正まみれにもなりそうで恥さらしなんですが、日が経つにしたがって(あの時は・・・どうだっけ?)と忘れていきそうなこともあるので、これまで日記に書いた内容と重複する部分もありますが、自身の覚書でもあり思考の経過をたどる道標としての意味も含めて書き残しておこうかな?と思います。

言い訳じみた前置きが長く、なかなか本文に入れないまま、(2)に続く(^^;

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 《スネークが先か、クロスが先か (2)》

卜が最初に覚えたスラロームの基礎技はパラレルで、そのあとがクロス、スネークといった順番です。スネークよりクロスを先にやってみようと思った理由は単純で、クロスの方が簡単にできそうだったからです。当時の卜にとってスネークは左右の足がまるで別々の意思を持ってバラバラに動いているように見えたので、とても自分にできるとは思えなかったし、できるようになるとしても当分先の話だな、と思っていました。

クロスを覚えようと思ったら、スウィズルの練習から始めます。地味でつまらないと思うかもしれませんが、しばらく練習していれば多少の上り勾配でも漕ぎ進めるようになります。スウィズルひとつが初期の卜には大きな壁でした。何につまづいていたかというと、開くのはできる。開いてから閉じる、もナントカ。でも、そこからまた開く、ができない、というものでした。足首から上(とくにモモの力)だけでやろうと思っても苦しくなります。つま先を内外に向けるのは足首の動きも意識してやると良いと思います。また、開く時にはヒザの内側を前に向け、閉じるときにはヒザの外側を前に向ける意識も必要ですかね。それと、はじめは安全な場所で、できるだけ路面の良い場所で、ゆるやかな下り勾配でやるとコツがつかみやすいと思います。

並行して、シザーズも練習します。卜はスラロームの練習を始める以前から、ヒールブレーキによるストップやパラレルターンを覚えるためにも必要と感じて毎回の練習開始時や合間合間に「シザーズ50回」とかやり込んでいました。(最近はあまりやっていませんが(^^;)

足の前後差を付けるのはいろいろな局面で必要になりますし、前後差をつけた時の重心の位置を感じることで通常のスケーティング姿勢も良くなる等、シザーズの練習効果は大きいと感じました。

止まった状態でのシザーズができるようになったら、滑っている時にもやってみます。そして、スウィズルで開いたあと、開いた足を戻す時に利き足を前側に、利き足と反対側を後ろ側に一直線になるように戻し、またそこから開いていく、という練習を繰り返します。これがスムーズにできるようになったら、開いた足を戻す時に一直線を通り越して交差させるようにしていきます。最初から深く交差させずに、交差してからまた開けることを確認しながら、徐々に深く交差していきます。この時、ヒザが伸びきっていると姿勢が苦しくなります。

足が交差する感覚を覚えるのには、ひで爺のトリスラ本やINLINE JUNKIESに書かれているクロスステップの練習も効果があると思います。ヒザの曲げ角度が直角になるぐらいまで腰を落として、状態は前かがみにならないようにクロスステップの練習をします。靴を履かずに家の中でも練習できます。卜はいまでもこの練習をしていますが、靴を履かずにやる時は、足裏をべったり床につけるのではなく、足の側面で体重を支えるような感じでやるようにしています。靴を履いているときはエッジを極端にアウト側に倒してやっています。

ヒザが伸びきって交差時に姿勢が苦しくなる場合には、上記クロスステップの練習や、一旦スウィズルの練習に戻って、ヒザの曲げ角度が直角になるぐらいまで腰を落として、状態は前かがみにならないように意識して漕ぐ練習をします。足を開く時にヒザを開き、閉じる時にはヒザも閉じられているかも再度チェックします。

なぁんて、いろいろ書いちゃいましたけど、筆が走りすぎてます。卜の滑りを見た人から「おまえ、そんなんできてねぇじゃん!」と言われるのは間違いありませんね。

卜はどうしたか(どうしているか)というと、いまでもこんな↑練習を続けています。そもそも、今年(※注記:この記事を書いた当時、2010年)の正月に日高に行った時に、いの〜さんに「クロスやってみませんかぁ〜」と言われ、実際にやりかたを見せていただき、「ずいぶん足に前後差がつくんだなー」というイメージが脳内にこびりつきました。webの動画やDVDを見るのもいいんですけど、やはり眼前で上手な人にやってもらうのを見るのが一番です。卜も真似をしてやってみると「そうそう、いいじゃないですか〜!もうちょっとでできそうな感じになってますよ〜」なんておだてられながら、自分でも(できそうな感じだぞ?)的な欲も出て、その日はパイロンひとつも貫通できなかったんですが、上記のような練習を繰り返すことによって15個貫通はできるようになりました。現在は、さらなるスピードアップと安定化を目指して修行中です。

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 《スネークが先か、クロスが先か (3)》

スネークがどうしてできるようになったのかは、あまり覚えていません。(←だめじゃん)すんごい、ゆっくり足を動かしながら、考えながら滑っているうちに、あるときフッとコツをつかめたような感じ・・・?だったような気がします。過去日記(blog)を遡ってみたら、2010年1月11日あたりにコツをつかんだようなことが書いてありました(^^;

今でも覚えているのは、(2010年)正月の日高での、いの〜さんの滑り。

卜(ぼく)の目の前でやってみせてくれたのをまばたきもせずに見つめ、とりあえず脳裏にプリントしました。何度か、後ろから付いていくようにして滑ったと思います。特に印象的だったのは左右の足がクロスしていたということ。

それまで抱いていたイメージとしては、幼児用のおもちゃ蛇(尻尾の方を持って左右に振ると胴や頭がうねうね動く)のようなものだったのです。パラレルの足をただ前後にずらしたような感じでいくのかな?と思っていましたが、ちょっと違うみたい。とその時思いました。

その体験でなにか手がかりがつかめたように感じ、自宅前で足運びをいろいろ考えながらやってみることに。

(※以下の記述は右足先行の場合です)

まず、パイロンとパイロンの中間で一度クロス。そこから右足をパイロンの左側を時計回りに巻くように次のパイロン−パイロン中間点へ持って行ったところで右斜め前に向いていた左足のつま先を先ほど右足が通った軌跡をなぞるように左斜めに向け、右足のいる場所へ向かう、左足が向かい始めると同時に右足は次のパイロンーパイロン中間点に向かって、パイロンの右側を反時計回りに巻く・・・そうやっていくと、右足がパイロンとパイロンの中間、左足が一個手前のパイロンとパイロンの中間にある、パイロンがちょうど股下にある状態で、左右の足はクロスをしているんですね。●がパイロンで/が足だとすると、下のような感じで。

↑ 進行方向

/ 右足

\ 左足

この図のときは、クロスで閉じた足を開いていくときの感覚です。

-------------

↑ 進行方向

\ 右足

/ 左足

パイロン一個分進んで、この図の時は、クロスで足を閉じるときの感覚です。

卜(ぼく)は、スネークを説明するのに、「パラレルからシザーズで足が前後に並ぶ」「先行足(蛇の頭)を追うように後足(蛇の尻尾)が付いていく」という説明よりも「位相差のあるクロス」という説明の方がしっくり来るような気がします。150cmではなく80cm(とか75cm)間隔で並べたパイロンでスネークを(パイロン一個飛ばしではなく150と同じように)やってみると、脚の動きはますますクロスをやる時に近い感じになります。卜の場合は80cmでスネークをしてみたことで、スネークに対する意識がかなり変わりました。たまに「スネーク、なんとなくできるようになったけど他人から見ると“ちょっと足のずれたパラレル”になっている」という話をされているのを見ます(聞きます)。そういう場合「80cmでスネークの練習をしてみる」というのが意外に効果があります。

グーフィー側のスネークが苦手な場合に(卜もまさにそうで、パイロン外で大きな動きではできるんですがパイロンに入ると蹴飛ばしまくりでした。最近ようやく貫通できるようになってきた)グーフィークロスをやり込むのも効果があるような気がしています。苦手足での漕ぎを強化するのには、ヒザの曲げ角度が直角になるぐらいまで腰を落として、状態は前かがみにならないように意識して片足スウィズル(苦手足漕ぎ)を練習するのもいいんじゃないでしょうか。

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 《スネークが先か、クロスが先か (4)》

2010年2月の「はらスラ」イベントでesさんがプチ講習会を開いていたんですが、その中で、先行足で漕ぐ・後追い足で漕ぐ・両足で漕ぐ、3パターンのスネークを実演していました。あそこまで自在に漕げれば前後のバランスをどの位置に持っていくかを、自分の意思でコントロールできるんでしょうね。

また、パイロンの際をかすめるように直線的に行くか、大きく円を描くように左右の足を振り出していくか、など、考えれば考えるほど、スネークは奥の深い技で、やる人によってもスタイル(型)が全く変わりますし、同じ自分の滑りでも、ブーツの、足首の自由度が高いか低いか、とか、フレームの長さによってもスネークの形が変わります。何か他の技を練習してからスネークに戻ると、以前とは違った感覚になることもあります。卜はフラットウィールセッティングから2番3番ウィール径を大きくした直後に、スネークで漕げなくなって焦りました(汗

クロスにしろスネークにしろ利き足(先行足)の漕ぎが大事なんですよね。franceさんCHAKAさん夫妻に上尾で会った時に、お二人から「ワンフット大事ですよ」「スネークの漕ぎも、ワンフットできちんと漕げるかどうかです」と言われました。

そう言われるまでは、どこかのwebページに書かれていた「ワンフットを根詰めて練習しなくても一年ぐらいスラロームの練習をしていれば自然にできるようになっている」的な記述を読んで「そうなっていればいいなぁ、うふふ」と思い、ワンフットの練習を避けていたところがありました。

数あるスラロームの技のうち、何から先に習得した方がいいか?と聞かれたら「それはワンフットですね。ゼロスタートでも上り勾配でも自在に漕げるようになっておいたほうがいいですよ」というのが正解なのかもしれません。卜(ぼく)のような素人がそう言われたら身も蓋もないところもありますが、初めのうちからやっておくとかえって遠回りや後戻りせずにすむということもあります。

ボクシングでは「左に始まり左に終わる」って有名な言葉があるじゃないですか。その、「左ジャブ」にあたるのがスケートではワンフット。(この喩えはどう?違う?(^^;)

というわけで、クロスとスネーク、どちらが先か?っていうものでもないです。ここまで書いておきながらアレですが(やりやすそうだな)と思うほうからやればいいと思います。上記の理由から、平行してワンフットも練習していくことをお奨めします。

ただし、バックワードスネークとバックワードクロスについては、バックワードスネークを先に覚えるのがいいのではないかと思っています。バックワードについての書き物は、別項にまとめます。

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(※本ページのデータは2015年3月現在のものです)



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