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 ■端末使用感 SoftBank 705NK

705nk.jpg 705nk_1.jpg 705nk_2.jpg 705nk_3.jpg
 ※写真は、卜(ぼく)の705NK。と思ったら、左から二枚目は店頭のモックアップでした。
 ※個人的な使用感が中心です。端末について詳しくお知りになりたい方は以下のサイトを参照下さい。
 ・SoftBank公式 705NK
 ・Nokia N73(ノキアジャパン)サポート
 ・日本語チュートリアル (Flash)
 ・FAQ
 ・取扱説明書(PDFファイル、約10MB)
 ・705NKのまとめwiki


 《はじめに》

 そもそも卜(ぼく)は、折りたたみ型の端末よりもストレート型の端末のほうが好きだ。
 ストレート型でなくても、折りたたみ型の端末よりはまだスライド型の端末のほうが好きだ。
 しかし、最近は折りたたみ型のほうが多くの支持を集めている(売れる)らしく、どのキャリアもなかなかストレート型の端末を売ってくれない。
 これまでメイン機として使ってきたのはDP194→J-DN01→J-D03→J-DN03→V401D。
 V401D以外はストレート型だ。(厳密に言うとD03にはフリップが付いていたが)
 実はV401Dを買うときにもスライド型のV401SAとどちらにしようか迷った。
 J-PHONEからvodafoneに変わるころまでは、新しい機種が出るたびに機種変更していたような感じで回線数も最大7回線まで持ったことがあるけれど、折りたたみ型が主流になってきたことや、PIONEERやKENWOOD、DENSOの携帯電話事業からの撤退により参入メーカーが減ったことでvodafoneになってからは機種変更してみたくなるような機種がほとんど発売されなくなったので、機種変更スパンが著しく伸びた。
 結局、型番にVの付く機種はV401D以外には買わなかったことになる。
 魅力的な端末が発売されなかったことに加え、vodafone時代には長期利用者が冷遇され続けたということも機種変更意欲を殺(そ)ぐ理由になっていたのだが。
寝かせ端末ばかりになるにつれ回線数も減らしていったし、vodafone時代の末期になりMNPの話が現実味を帯びてくると、いっそ他のキャリアに転出しようかという気持ちも強まっていった。

 ところが2006年9月末に発表されたSoftBank秋冬モデル13機種の中に、Nokia製の705NKがあった。
 N73発表時からvodafone版がリリースされるのではという噂はあったので気になってはいたが、この発表で冥伏していた機種変欲が久方ぶりに顕在化することになった。

 それまでは2Gから3Gへの変更は契約の変更を伴うという理由で、J-PHONE時代の旧料金プランからvodafone現行料金プランに変更しない限りは3G機種への変更ができなかったし、現行料金プランに変更する際にハッピーボーナス等の長期利用割引サービスを使いたくても、旧料金プランで利用してきた長期割引サービス(例えばロングウェイサポートなど)の契約年数が移行適用されずにリセットされてしまう、つまり新規契約者と変わらぬ扱いを受けるということにとても抵抗を感じていた。実際に新プラン・新サービスに切り替えれば現状(旧プラン・サービス)維持より得になったとしても「意地でも変えてやるものか」と。
 ストレート端末愛好家の卜にとってvodafone時代に発売された端末ではNokiaの702NKやNK2、MOTOROLAのsMOには惹かれるものがあったが、こうした「抵抗期」の只中にあったため3G契約変更への障碍を乗り越えてまで手に入れようとは思えなかったのである。(いま考えればsMOみたいな地雷端末に手を出してなくてヨカッタかも(^^;)

 705NK発表で機種変欲に火が点いたところへ油を注いだのは、SoftBankの他キャリアのコピープラン(橙・青)導入と、そのオプションである長期割引サービスへの回線契約年数適用だった。
 これで、積年の機種変更への障碍(しょうがい)が一時に掃われることになった。
 前にも書いたことがあるけど「MNPで他へ行く」と息巻いていた連中の腰を砕くに充分な施策で、卜も腰が砕けたうちの一人だ。
 他キャリアの発表した秋冬モデル、特にMNP転出先第一候補だったauの端末に惹かれるものがなかったこともMNPを思いとどまらせる要因になったのだけど。

 身の上話・・・というか、前置きが長すぎますな(w
 しかし、「欲しい欲しい。もう、絶対コレ買うから!」と決めてから発売されるまでは長かったぁ〜。
 9月の発表時点で、発売日は「12月中旬以降」とされていて、ノキア・ジャパンのプレスリリースでも「12月中旬以降」。
 11月末に、先に発表済みのディーププラム、ライト・サンドの2色にメタリックレッドを追加して3色のカラーバリエーションで展開すると報道され、同時期に行われたノキア・ジャパンの記者懇親会で同社のタイラー・マクギー社長が「親しい人へのXmasプレゼントにどうぞ」などとXmas前の発売を仄(ほの)めかす発言をしたものだから、いきおい「12月15日発売」説が語られはじめ、発売を心待ちにする人々のwktkぶりも最高潮に。
 ところが、直前に「発売延期」説が洩れ伝わり、実際に当日を過ぎても音沙汰なし。
 そこは「来週発表予定」と毎週言われ続けて待ちぼうけを食わされるのに慣れっこのノキア待ちユーザー。すぐに気を取り直して「マクギーも『Xmasプレゼントに』と言ってたから、来週は間違いないよね?」と慰めあい22日を待つが・・・

 ・・・やはり「来週」は来なかった!
 ・・・ノキアの「来週」は、本当に「永遠の来週」なのか?!

 当初、22日発売は「ガチ」だったらしい。SoftBankショップや家電量販店にもその予定で販促ツールやホットモックも下りてきていたようだし。
 何の事情かいまだにわからないが、また「来週」に発売延期になったようだ。
 それからは「年内には発売」「もう今年は無理」など言い合いながら、結局「来週」が来たのは年が明けて1月の13日だった。
 702NK2の時の「来週祭り」には参加していなかったので卜にとっては初めての「来週祭り」だったけど、じつは個人的にそれまで使っていたプランのロングウェイサポート基本料無料月が終わるのが1月だったし、発売日に飛びつくより人柱諸氏の報告を見てからと思っていたので発売が2007年に延びることはむしろ歓迎だったり:-P
 な〜んて表面的には余裕コイてるように見せかけて、発売数日前からいくつかのショップや量販店に入荷予定数を聞いて回ったり、初回出荷(店への入荷)数が少なそうと聞くと「予約入れてないけど、買えるかなぁ・・・」と不安になったり、発売当日は予約なしでも在庫が潤沢にありそうなヨドバシAkibaへ朝駆けしたりしたのは内緒。
 ケータイ買うのに、開店前のショップに並んだのは今回が初めてだった(^^;
 だって、地元および隣接する市のいくつかのSoftBankショップに問い合わせると軒並み「予定販売数の枠が、すでに予約だけで埋まっています」と言われるし、池袋のビックカメラやさくらやの店員が「各色5台限りの販売となります。ご予約は受け付けておりません。開店前にお並びください」とか脅すから〜。
 そんなこんなで1月13日、無事705NKをゲットしましたよ。

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 《カメラ》

amani
室内、蛍光灯下での撮影。
撮影モードは「接写/フラッシュなし/ホワイトバランス自動」で。
だいぶ青みがかった写真になっている。
なお、Microsoft Photo Editorでイメージのサイズ変更を行っている。サイズ以外は無加工。
amani_1
同じ条件下でホワイトバランスを「蛍光灯」にして撮ると、だいぶ実際に近い感じで写る。
amani_2
そして、ホワイトバランスを「曇天」にして撮ったのがこれ。
色味は実際のものとは異なるが、作品としては味のあるものになっていると思う。

 さて、705NKのカメラ。
 「日ごろ持ち歩いていたコンパクト・デジカメ(コンデジ)を持ち歩かなくてもよくなった」という高評価から、「とてもじゃないがコンデジのかわりにはならない」という酷評まで、評価はさまざま。ケータイのカメラに求めるものが人それぞれであることを思えば評価も人それぞれなのはわかるが。
 まぁ、NokiaもSoftBankも「このケータイのウリはカールツァイスレンズを使ったカメラ」みたいな表現をしてるからっていうのもあるんだろうけど、ケータイのカメラの性能もここまで良くなってくると、どうしてもコンデジと比較してどう、という話になりがち。
 数年前のデジカメよりもはるかにいい写真が残せるようになってるかもしれないけど、ケータイカメラが追いつこうとすればコンデジも逃げるからいつまでも追いつけないし、そもそも付加機能としてあるカメラと専用機を比べてもなぁ・・・と思うんだけどね。
 ケータイのカメラにはケータイのカメラとしての良さがあるから、それが認められ割り切って使うならとても楽しいツールなのではないかと。
 デジタルカメラなどは、ある程度意識して持ち歩かなければならないところがあるけど、カメラ付きケータイならば日常的に持ち歩くケータイに付加されているものであるから、出がけに用意するとか持って出るのを忘れることもなかったりする。

◆気軽に撮れる

 たしかに評価はさまざまなんだけど事実として言えるのは705NKの発売以降、705NKのカメラで撮った写真をアップロードして鑑賞しあうwebサイトがいくつも立ち上がっていること。705NKを買ってから「写真を撮る楽しさに目覚めました」という人は明らかに増えているように感じられる。その理由のひとつは「とても気軽に撮れる」ことにあると思う。
 705NK以前に使っていたV401Dのカメラもとても使い易かった。折りたたみの端末を開かなくてもレンズカバーを開ければカメラが起動し、背面液晶をファインダーがわりに側面のシャッターキーを押して撮る。カメラの設定(撮影モードやサイズの選択)も、端末を開かずにサイドキーを押しコントロールパッドをツーッとなぞってトントンと叩いて、簡単にできた。片手で、親指で決定ボタンを押して撮るケータイカメラの撮影スタイルよりもデジカメライクな横撮りの方が端末のホールドもしやすいしシャッターも押しやすい。なにより気軽に撮れるということはケータイのカメラを使いたくなる大事な要素だと思う。705NKもレンズカバーを開ければすぐに写真を撮る体勢が取れる。設定変更も簡単。個人的には、これまで使っていたV401Dのカメラが数段グレードアップして、撮れる画質も良くなり、それこそコンデジに近づいたような感覚だ。
なお、レンズカバーを開けてから立ち上がる(撮影可能になる)までの時間は初回起動時で7〜8秒。一度起動すれば本体を再起動しない限りは2〜3秒で立ち上がる。

◆思わず人に見せたくなる写真が撮れる

 撮った結果としての画像の質に関しても卜には必要充分、というか概ね満足している。
 あちこちでいろいろ指摘されている通り、撮影モードをオートで撮った時のフォーカスやホワイトバランスの「ズレ」は、たしかに気になる。基本的にオートでは全体に青みがかる傾向にあるようだ。しかし場合によっては赤みが強い写真が取れたりと当たり外れが多い。慣れるとある程度クセがつかめるので、ホワイトバランスや撮影モードを手動で変えたりすることで回避できたりもするんだが。
 それと、それがレンズのせいなのかアプリケーションのせいなのか、なんのせいなのか卜にはよくわからないが、見たものを見たままに記録することに重きを置くような人には我慢がならないだろうなと思うぐらい、演出は過多な気がする。反面、何気なく撮った写真を後で自分で見たときに「ハッ」としたり「ドキッ」とするような味のある写真が撮れることがある。こんなことはこれまでケータイのカメラを使っていて感じたことがなかったもので、それが705NKを買ってから「写真を撮る楽しさに目覚めました」という人の増えているもうひとつの理由ではないかと思っている。写真撮影のウデがあれば「たまたま」ではなく意識してそういう画を撮ることができるんだろうか?そういう写真が撮れたときは他人に見せたくなるし、他人が撮ってるスゴイ写真を見れば自分でもそんな写真を撮ってみたくなる。

◆撮ったあとも楽チン

 撮影した画像を本体で閲覧するためには「ギャラリー」というアプリケーションを使う。サムネイルが拡大縮小しながらくるくる回るギミック(Mac OSXのDock風?)とか見た目に楽しいし閲覧性もよい。PC等への画像転送にはMiniSDカード経由とかケーブルで相互接続するとかBluetoothを使うとかいろいろ方法がある。
 705NKを買ったばかりの頃はPC側にBlootoothを持っていなかったので付属の接続ケーブルで繋ぎ、これも付属のPC Suite(ソフトウェア)の画像転送機能を使うか、マスストレージモードでカードの中を開いて移していた。後にBluetoothのドングルを買ってからは帰宅して(あるいは勤務先で)PCを立ち上げると自動で705NKと繋がり、まだ保存していない画像があれば自動で保存されるという設定にして使っている。
 いやBluetoothマジ便利だよ!PC Suiteの機能はBluetoothでも全部使えるし。
 マスストレージモードで繋がないとSDカード内の隠しフォルダが見えないので、たまに気分を変えるためにフォントを入れ替える時にケーブルで繋ぐぐらいで、ほとんどケーブルで繋ぐことはなくなった。
メール(MMS)での送信も楽。MMS添付時のサイズを「小(QQVGA)」にするか「大(VGA)」にするかあらかじめ設定しておくと最大サイズ(3M)で撮った画像でも送信時に自動でリサイズしてくれるから、撮影時はメールで送ることとかを気にせず常に最大サイズで撮る設定のままでよい。添付サイズの設定では、欲を言えば「小」と「大」の間に「中(QVGA)」ぐらいでも設定できるようになっていればなお良かったのだが。
 ギャラリーなどで画像を表示させた状態からメールの送信に移行するのも、メールの作成画面から添付ファイルとして画像を選ぶのも簡単。
 卜はほとんど使っていないけれどギャラリーに標準の画像編集機能は充実しているので705NK本体での画像編集も楽。
705NKからプリンターにデータを直送りしてプリントするのも楽。一度、ヨドバシカメラで展示品のBluetooth対応プリンタに自分の705NKに入っている画像データをBluetooth経由で送り試し打ちさせてもらってから、Bluetooth対応プリンタが欲しくなり購入を画策中なのは内緒(誰に?)
 まぁ、「撮った後も楽チン」なのはNokia自身も謳っていることでSoftBankで出しているカタログでもそのあたりは強調されているところではあるんだけど。撮るだけではなくさまざまな活用ができますよ、と。

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 《アプリケーション》

 705NKのようにカスタマイズ性の高い端末の使い方は人それぞれ。国産機以上に使い方が千差万別。
 国産機だと、買った人が実際に使うか使わないかはともかく、いろいろな機能が一通り揃った状態で売られている。JavaだったりBREWだったり、アプリケーションを実行する環境もハードウェア的に備わってはいたりするが、ユーザーが端末を買った後から追加するアプリケーションといえばゲームなどのエンターテイメントに関するものがほとんどで、(ゲーム以外の実用アプリが全くないというわけではないが)電話機としての機能を補完するアプリケーションを購入後にインストールするという発想はあまりないのではないか。
 705NKは、キャリアはそのような位置づけをあえてしていないが、まぎれもなくスマートフォンである。
 電話機としての機能を、ユーザーが購入後に自分で選びながら追加していく自由度の高さがスマートフォンのウリである。(・・・にもかかわらず、機能を追加するためのアプリケーションのインストールにキャリアが制限を加えているためにスマートフォントしては少々いびつな形態を余儀なくされてはいるが・・・)
 今日国産機では当たり前のように備わっているような、たとえば端末本体の機能としてのいわゆる簡易留守録であるとか、非通知・指定番号着信拒否であるとか、曜日や繰り返し条件などを細かく設定できるアラーム機能とか、そういったものが吊るしの状態では備わっていなかったりする。
 705NKにインストールできるアプリケーションにはどのようなものがあるか?とか、そういう事を知りたいなら先に挙げたリンク(705NK wiki)とか、実際に705NKを使っている人が書いているwebページは検索すればいくらでも出てくるので、あちこち読んでみることをお勧めする。また、「まるごと705NK」のような書籍でも読んでみるとか。
 冒頭述べたように、国産機以上に使い方が千差万別な705NKのような機種では各々自分が必要と感じていない機能は追加しないだろうし、使ったことのないアプリの使用感は書けないから・・・。
 卜(ぼく)がここで書けるのもせいぜい「こんなアプリを追加して、こんな風に使っています」ぐらいなものだ。万人の参考になるわけではないだろうし、卜が書くぐらいのことはもう既に誰かが書いていることばかりかもしれない。と言い訳をしつつ・・・

◆Handy Clock

 World clock(5都市を一画面に表示)・設定した都市のDay-night map・Calender・Alarms・Timers(減算タイマー)・Stopwatch・Time logという、「時」に関する機能が七つ盛り込まれたアプリケーション。このうち卜が実際に使っているのはアラームとタイマー、カレンダーかな(カレンダーは、ただ見るだけのものだが)。
 Handy Clockを入れる前にHandy Alarmを入れていたんだけど、Handy Clockに全く同等のアラーム機能があるのがわかったのでそちらはアンインストールした。
 卜はこのアプリを右ソフトキーに割り当てている。7つの機能のうち、アプリ起動時に表示させたいものを設定できるんだけど、それはカレンダーにしている。

◆Handy Alarm

 705NK本体機能として備わっているアラームは一度鳴ったら終わりで繰り返しとか曜日指定とかできない(このあたりはアラーム機能の充実した国産機種に慣れていると戸惑うところかもしれない)ので、何かしらアラーム系のアプリが欲しくなる。Handy Alarmを入れればたいていは間に合うと思うが、設定したアラームごとに音を鳴り分け(音量とか音の種類とか)できるようになっていればなお良かったかも。
 それと、前述のようにHandy Clockに全く同等のアラーム機能があるので、少し値段を上乗せしてHandy Clockを入れたほうがお得感はあるかも。

◆Handy Safe

 クレジットカードや口座番号、webのログインIDやパスワード、アプリケーションのレジストキー、各種証明書のデータなど、忘れたら困る個人的なデータを記録しておくことができる。PC用のアプリもあって、PC上で編集や登録したものを携帯で編集や登録したものとシンクできる。

◆Handy Blacklist

 電話番号非通知および電話番号指定の着信拒否に使っている。

◆Handy Keylock

 Handy Clockにもスクリーンセーバータイムアウト時にキーをロックする機能があるのだが、On/Offの切り替えやタイムアウト時間の設定、ロックするためのキーアサインをフレキシブルに行いたいためにこのアプリを残して使っている。

◆QR_Code_for_Nokia_N73_N93(Scanlife)

 台湾ノキアのサイトで配布しているQRコードリーダーアプリ。日本語が含まれていると化けたりするが、当初まともに使えるQRコードリーダーがこれぐらいしかなかった。
 QRコードリーダーを探している人は、QuickMarkがv3.3からN73及び705NKでも正常に動作するように改善されて日本語も化けないらしいのでそちらを使った方が良いかもしれない。

◆NO Logo

 待ち受け画面で時計の右横に表示される携帯電話事業者名を消す(またはオリジナルデザインに変更する)ためのアプリ。

◆Search

 指定したキーワードで端末内を検索するアプリ。
 一度電話帳とOutlook連絡先との同期に失敗して電話帳に同じ名前を重複登録してしまったことがあって、重複した登録の検索に活用したことが><。
 普段は、覚え書きに使っているノート内の語句を検索するとか。
強力な検索力で目的に到達するのが早いし結果から次のアクションへの移行もスムーズ。使用頻度はそれほど高くはないけれどいざという時に役に立つ。

◆Screenshot

 705NKでは壁紙やらアイコンやら画面をカスタマイズする自由度も高い。国産機などではSHがやってる「カスタモ」がそれに近いか。「こんな画面にしてます」と他人に見せたり、機能を画像付きで解説したい時にはスクリーンショットが撮れると便利。

◆Resco Photo Viewer

 レンダリングが早いので地図見用途に最適。
 PCでGoogle MAPを表示⇒スクリーンショットを撮る(Windowsの場合)⇒ペイントとかMicrosoft Photo Editorなどに貼り付けて保存(Windowsの場合)⇒保存した画像ファイルをマウスの右クリック(Bluetoothで機器に送る)で705NKに移し、保存
 行き先の決まっている場所に行く場合、こうやってあらかじめ地図を用意しておくと便利。

【Tips---705NK端末内に保存した画像を「ギャラリー」で表示させたくない---】
  「ギャラリー」は705NK端末内の画像ファイルを検索して勝手に表示させてしまう。
  写真以外の画像ファイルがギャラリーに表示されると正直ウザかったりする。
  地図の画像ファイルとか増えるとなおさら。
  表示させたくない画像はファイル属性を"hidden"にして、Resco Viewerで閲覧するようにすると快適だ。
 1.Windows PCでフォルダを作成し、その中に隠したい画像ファイルを入れる
 2.フォルダアイコン上で右クリック→プロパティの[全般]タブの属性欄で「隠しファイル」にチェックを入れ「適用」
  (変更を全てのサブフォルダやファイルにも適用)してOK
 3.作成した隠し属性のフォルダごと705NK本体に移す

 Resco Viewerの[General settings]の[Show hidden folders]をYesに設定すれば隠しフォルダ・ファイルはRescoでは見られるが、ギャラリーには表示されない。
 ファイルやフォルダに隠し属性を付けるとPC Suiteのファイルマネージャーでも見えなくなるがResco Viewerで隠しフォルダやファイルの移動は行えるので、それほど問題はないかと思われる。
 ケーブルで繋いでマスストレージモードでやるか、SDカード経由でなら隠しフォルダも見える。

◆Adobe Flash Lite 2.1

 webなどで入手したFlash(.swf)ファイルを(標準でインストールされているバージョンでは再生できないものでも)再生できる。再生できるファイルの容量に制限(約1MBまで?)はあるようだが。
 "やわらか戦車"とか"I Love Egg"のフラッシュ(.swfファイル)を持ち歩いて見せびらかしたりしている。
 もっと実用的な使い方としては、必要な路線のnexttrain用時刻表ファイルをswfファイルに変換して持ち歩くと超便利。(これは標準搭載のバージョンでも可能だけど)

◆Telstra Player

 野良MP3が聞けるという利点があるが機能や音はイマイチかも。

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 《ユーザーインターフェイスについて》

screenshot
最近のメイン画面のスクリーンショットを。
待受け画面の機能拡張をONにすると画面上部にショートカットアイコンが並ぶ。
卜(ぼく)は左から[メール][Flash Lite][Resco Viewer][Telstra Player][Radio][電話帳]の順に並べている。
「今日の天気」と「今日は何の日」(詳しくは705NK wiki参照)も表示させている。カレンダーに予定やTo-Doを入力すればそれも待受けに表示される。
左ソフトキーにはScanlifeを、右にはHandy Clockのカレンダーを割り当てている。
フォントはM+IPAを加工したもの。
NO LogoでSoftBankロゴを有志が作成したノキア・ツァイスロゴに。

 端末の評価に良く用いられる表現に「モッサリ」「サクサク」というものがある。
 実はこの表現は大変誤解を招きやすい(実際に招いている)のではないかと卜(ぼく)は思っている。
 大雑把にはキーを押したときの画面の反応を言うのだろうが、=キーレスポンスの良し悪しかというとそれは微妙に違う。
たとえば、webブラウザの画面切り替わり(リンク先へのジャンプ)とか各種アプリケーションの立ち上がりや動きなど、通信速度やソフトウェア処理が影響すると思われるような場合にも使われる。
 メニュー画面などの画面単位での切り替えがだいぶ遅れるような感じはあっても、メールなどの文章作成時のキーの追随(変換候補の出具合も含めて)は悪くない端末もある。
 端末が使いやすいとか使いにくいとか言う場合には単に「モッサリ」とか「サクサク」といった全体の漠然とした印象だけでは語れない部分のほうが大きい。
 その人がどのような機能を重視するのかを前提として、その人が頻繁に使う機能を簡単に呼び出すことができ、機能自体の操作がストレスなく快適に行える端末がその人にとって使いやすい端末になるのではないだろうか。
 そして、それが多様な使い方にマッチしていればいるほど万人にとって使いやすい端末ということになるのだろう。
 全体の漠然とした印象だけでいうなら「モッサリ」でも使いやすい端末もあれば、いくら「サクサク」でも使いにくい端末もある、というのが正しい表現であるような気がする。

 705NKは、正直「モッサリ」だが、これに慣れると他の端末は使いたくなくなるほど使いやすい。
 ユーザーインターフェイスが使う側に立ってよく練られており、画面展開の遅さをストレスに感じることがほとんどない。
 ボタン(キー)の役割がハッキリしており操作に統一感がある。初めて手にしたら操作に戸惑うかもしれないがそれは国産機のUIに慣れすぎているからであって、合理的に練られたUIは慣れるほどに馴染んでくる。
 もし携帯電話端末を全く触ったことのない人がいたとしら、むしろ705NKの方が直感的に操作できるだろう。
 メニュー画面はどの階層でも、アイコンの配列に0〜9、*、#キーが対応している。
 また、メニューの階層や配置など、構成を自由に変更できるし、機能を呼び出すキーの設定の自由度も高いので目的の機能(項目)にすぐ到達できる。
複数のアプリケーションを同時に立ち上げることができ(マルチタスク)、フォアグラウンド⇔バックグラウンドの切り替えも容易。

 最近の国産機のUIは端末メーカーが異なれど似たり寄ったりで、機種変更の際に別のメーカーに移ってもそれほど操作に戸惑うことはないのではないかと思える。ただそれは、ケータイが万人向けに使いやすくなったからではないということがNokiaのような端末を使うとよくわかる。
 こういう、使う側に立って練られたUIを持った国産機というのはなかなか出ない。
 これは卜だけの意見ではなく、同じように感じて膝ポンしてくれた人が何人もいたので書くけれど705NKを使っていると昔のDENSO機に近い感覚がある。
 ファンクション(F)キー+数字キーを使ってよく使う機能を呼び出したり、同じキーを押し込んでいくと目的の機能の画面がすぐ呼び出せたり、メールの文章作成後に緑ボタンを押すだけですぐ送信できたりとか・・・慣れると操作に躊躇いとか迷いが無くなる、操作すること自体へ意識を向けなくてもよくなるという、DNを使っていた頃の感覚が蘇るから不思議だ。
 その頃の国産機は今とは違ってUIにもメーカーごとの独自性が強く出ていた。DNのUIはそんな中でも特殊な部類だったのかもしれないが、DNほどユーザーフレンドリーなインターフェイスを持つ端末は他に見当たらなかった。
 こういう端末を一度使ってしまうと、八方美人的(自分を誰に対してもよく見せようとするだけで、その実、誰の方も向いてはいない)UIには満足できなくなるもので。

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 《不満点はないかといえば、それはある》

 日本のユーザーが705NKについて挙げる不満点は、Nokiaが海外の端末メーカーであるということと、欧米と日本ではユーザーが携帯電話端末に求めるものが違うということから生じている部分が大きいように思う。 なお、ユーザーがアプリケーションをインストールすることによって解消されるものについてはここには書かない。

◆受信メールのフォルダ自動振り分けはできない

 一日にやり取り(受信)するメールの量が多くないのでそれほど気にならないが、メールのフォルダ自動振り分けはあってほしい機能ではある。
 というか卜(ぼく)は複数台端末を持っていて、705NKは音声通話をメインに仕事の連絡にも使うメイン機として、完全にプライベートな用途のサブ機と分けて使っており重要度の低いメールはサブ機に流しているような使い方をしているから気にならないのかもしれないだけなのかもしれない。
 通常の受信フォルダとは別に、任意のフォルダ(マイフォルダ)はいくつも作ることができる。
 保存しておきたいメールはマイフォルダへ手動で移動(分類・管理)する、という手間が必要になる。
 自動分類はパソコンならどんなメーラーでもたいてい備わっている機能だし、実現もそれほど難しくはないと思うのに実装されていないということは、海外では「なくては困る」という声がほとんど上がっていないのではないかと。

◆メールの閲覧時の画面切り替わりのもたつき

 前メールから次メール、またその逆への画面切り替えはセンターキーを左右に動かせばできるんだが、その画面切り替え表示が遅い。全般的にモッサリではあるけれどそれがほとんど気にならないこの機種で唯一モッサリが気になるのが何通ものメールを連続で閲覧する時だろう。
 一日に受信するメールの量が多い人にはちょっと耐えられないかもしれない。
 本当だか嘘だか知らないがケータイでのメールのやりとりをこんなに頻繁にしているのは日本ぐらいという話も聞く。
 ひょっとしたら海外では「これでは困る」という声がほとんど上がっていないのかもしれない。

◆着信音の設定について

 音声着信とメール着信の音色は一応、別々に設定できる。
ところが、音量については音声着信の音量を上げればメール着信の音量も上がる、といったふうにセットでしか変えられない。
 ただし、この問題については自分でオリジナルの着信音を作成し、音声着信とメール着信で音量レベルを調整するといった方法である程度回避できる。また、デフォルトで用意されている着信音でも音色によって目立つものと目立たないものがあるので、選び方によっては気にならない問題でもある。
 もうひとつ。アドレス帳の個人あるいはグループごとに着信音を設定できるがそれは音声着信音のみで、メール着信音は個別に変えることができない。また、着信音量も全体の設定(モードのカスタマイズで設定したもの)に依存するので、個別に音量を変えたりはできない。
 最近の国産機種ではかなり細かい設定ができるようになっているので、それに比べると705NKは音に関する設定の幅が狭い。
 画面設定やメニュー構成などのカスタマイズ性はとても高いだけにちょっと意外な感じもする。

 《電池が妊娠しました><》※2008年4月追記

battery_1
通常電池。
battery_2
妊娠電池。
battery_3
左が妊娠、右が正常。

 705NKの電池が妊娠。
 妊娠するようなコトは何もしていないはずなんだけどなぁ。
 ハードな使い方をしていた(充電器繋げたまま通話やwebやメールとか)わけでもなく充電器繋げたまま長時間放置したわけでもなく。
 Handy Taskmanで不要なプロセスはマメに閉じてるし。
 何の前触れもなく「あれ?電池の持ちが悪くなったな」と感じて裏蓋開けようとしたんだけどなかなか開かない。
 よーく見ると本体と蓋に若干隙間ができているような。
 なんとかかんとか蓋を外してみると案の定。これが噂の妊娠か、みたいな。
 そうなってからは電池自体の容量が激減したような感じで、満充電(電池の残量表示がフル)にしても半日くらいしか持たないし満充電から5分くらい通話すればすぐに電源落ちるし満充電でも10枚写真を撮れば電池残量1とか、これはヤバい。
 SBS駆け込んでゴネてみようかとも思ったがそれも面倒くさいし新しい電池は¥2,000ぐらいで買えるからとりあえず新しい電池に交換して様子見。
 松下電池工業が造ったノキアブランドの電池パック(BL-5C)は発熱のおそれありとかでリコールかかったんでもしやBP-6Mも?と思ったけど、まだそんな話は出ていない。
 web漁ったらいくつか電池が急に激減するようになった事例は見つけたけど卜(ぼく)のケースともちょっと違うような。
 妊娠の原因がわからないけれど本体側に何らかの問題があるなら新しい電池も早晩妊娠てことになるんだろう。
 そうなったらSBにクレームだな。

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(※本ページのデータは2008年4月現在のものです)



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