2007年の1月に705NKを買って以来、NOKIA製端末の魅力にハマった。
705NKの次に(日本の、SoftBankから)出るのは何かな〜?という期待もあった。
時期とか場所を忘れちゃったけど、N95の日本語版プロトタイプが展示されたらしいとか、"次はN95"情報がwebで見られるようになってきたが、その頃はまだ705NKを買ってから一年ぐらいしか経っていなかったし、705NKを2年ぐらいは使うつもりでいたので「もし出たらどうしよう?」とも思っていた。
海外では既に売られていて後継機のN95 8GBも出ているような状況だったので、だいたいどんな端末なのかを知る情報は豊富にあった。
自分としてはスライド型なのがちょっと、というのがあったし、無線LAN機能がSoftBankによって塞がれるのではないかという懸念と、アプリケーションのインストール制限がどこまでかけられるかという懸念と、パケット通信の定額制にどのあたりまで対応してくれるかわからないところで、実際出てみないと・・・と思っているうちに、2008年春モデルの製品発表会でN95がX02NKとして発売されるとの発表が。
無線LANは塞がれてはいないらしいのと、Xシリーズ用のパケット定額が適用されるらしいということがわかった。アプリのインストールについては出てみるまではわからない。
まぁ、そうこうしているうちに発売予定月(4月)が来て、発表では下旬以降とか言ってるけどNOKIAの常としてどうせ発売は一ヶ月くらい先になるんだろ?早くて5月の連休明けぐらいかな?と思ってたらなんと、予定通りに出ちゃった!来週来週がいつまでも続くのがこれまでの通過儀礼(?)だったのに!
モックを見たり発売直後に買った人たちの報告をきいているうちに矢も盾もたまらず。
今回もスーパーボーナスは使わずに買いましたよ。実はちょうどこの頃Xシリーズの価格や販売方法が変わっていてスーパーボーナスに加入しないでもポイントやらなにやら適用すると四万円を切るぐらいの値段で買えたのよ。
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室内、蛍光灯下での撮影。 撮影モードは「接写/フラッシュなし/ホワイトバランス自動」で。 なお、Microsoft Photo Editorでイメージのサイズ変更を行っている。サイズ以外は無加工。 |
これは港区にある某施設。 撮影モードはAUTOで室内からガラス越しに撮った。露出が陽光の照り返す建物の屋根に合ったのがかえっていい味を出したような気がする。 |
さて、X02NKのカメラ。
705NKの時に書いたことと重なる部分は省略して、705NKとの相違点を主に挙げてみようと思う。
705NKではホワイトバランスを「オート」にして撮ると青みの強い写真になってしまうという問題があったがX02NKではこの点は改善されているので、X02NKでは接写を使いたいとかパンフォーカスで撮りたいとかいう状況以外ではモードを変更することもなくほとんどカメラ任せにしている。
ただ、AFがズレ気味になる傾向は相変わらずあるような気がする。705NKに比べると演出も控えめというか実際見たままな感じで写る。反面、何気なく撮った写真を後で自分で見たときに「ハッ」としたり「ドキッ」とするような意外性は薄れたかもしれない。
PCの画面で見たりwebで扱ったりするぶんには705NKの画素数でも十分と思う。
差があるなと感じたのは撮影した画像を2L判とかA4サイズでプリントアウトしたとき。X02NKで撮った写真はA4ぐらいまでの大きさなら鑑賞に堪えうるが705NKで撮ったものは荒く感じてしまう場合がある。L判ではほとんど差は感じられない。
撮影した画像を本体で閲覧するだけでなくwebにアップロードしたりする場合にはパケット通信定額が適用されて無線LAN経由でもインターネットに繋がるX02NKに大きなアドバンテージがある。PCを経由しなくても本体だけで完結する手軽さは一度覚えると捨てがたいものがある。
カメラの起動はX02NKの方が早くなった。というかカメラだけではなく全体的に動作は705NKよりキビキビしているんだけど。
ギャラリーもだいぶサクサク動くようになったので705NKでも不満を感じたことはなかったが一度X02NKを使ってしまうと戻れなくなるものがある。
あとは・・・細かいことになるが撮影時に本体をホールドしたりシャッターボタンを押したりする感覚が705NKよりしやすくなった。
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705NKを使っていた頃の環境はだいたいX02NKに移植というか再構築。
インストールしてはみたもののあまり使わなかったものはお蔵入りにしたり、新規に追加したり。
パケット通信を必要とするようなアプリは定額制の利かない705NKでは使えなかった(正確には705NKでも不可能ではないんだけどやろうとするといろいろ敷居が高い)がX02NKにしてからはMobiTubia(Youtubeプレイヤー)とかも使えるようになったのは大きい。
Nokia Web Browser(標準搭載のwebブラウザ)も705NKでは宝の持ち腐れだったが有効活用できるようになった。
zipやrar,lzhなどの圧縮ファイルをダウンロードして解凍なんていうのもこれまではPC立ち上げてやるしかなかったのがX02NKでは単体でできる。これは便利。
RAM容量が増えたので「メモリがいっぱいです。不要なアプリケーションを終了して下さい」みたいな警告が出ることが少なくなった。
705NKはAllfiles化していたんだが自分の使用状況ではAllfiles化のメリットといえば標準のMusic PlayerでMP3ファイルが再生できるようになったことと、au形式でないと着信音に設定できなかったのが何でもできるようになったことぐらいだったので、Allfiles化した705NKと比べても標準状態のX02NKでできないことというのはそんなに無い。デフォルトでメニューにあるフォルダ名のリネームができないことぐらいか(後にX02NKもallfiles化してMenuEditorを入れ、その問題は解決した)
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結論としては、もう705NKに後戻りはできません。
前述のとおり705NKはAllfile化済みではあるんだけど、サブのSIM挿してホワイト通話専用機&X02NKの電池切れ時の予備機として余生を送ろうかね。
しかし、なんでだろう?UIも内容的にも705NKからめざましい進化を遂げているわけでもないのに、別物のように感じるのは。
RAMの容量が増えてタスクの管理に気を使わなくてよくなったりメニューの切替やアプリの動作もサクサクでストレスを感じないとか、標準の音楽プレーヤーやRealPlayerの使い勝手が地味に向上していたり、自宅のWLANに繋げられるようになってNokiaブラウザ使いまくれるようになったり、ホワイトバランスを気にせずシーンモードをAutoで写真を撮っても青みがかることがなくなったり、MicroSDHCに対応していたり、キーが格段に押しやすくなったり。
これら、705NKでやや不満に感じていた点が改良されていることが大きいのかな。
705NKと違ってsignedアプリが普通にインストールできるせいもあるだろうけど、ハードウェア的にもデジタル・ガジェット感(?)が確実に増している感じ。それでいて電話機としての基本性能がまったく損なわれていない。
Nokia自身が「マルチメディアコンピュータ」と謳っている通りで携帯電話機というよりはコンピュータと呼んだ方が適切ではないかと感じたりもするけれどNokia製スマートフォンの「道具としてのまとまり感のよさ」はWindows Mobile機には真似できないところではないかと思う。
とはいえ、ガジェット感が増したことに比例してバギー感もちょっぴり増した^^;
時折不審な挙動を見せることもあるが、それはまぁこういうのにありがちなものでして。
カメラも音楽プレーヤーもそりゃ専用機には敵わないけど、わざわざ電話・コンデジ・iPodを持ち歩くんだったらコレひとつでいいやと思わせるツクリにはなってると思う。
上の方で書いたことと重複する部分もあるけど、705NKと比べて良くなった点や悪くなった点、705NKの時にはやらなかったけどX02NKでやるようになったことなどを以下にまとめてみる。
通信環境があれば通信費を気にせずストリーミング再生もできるが、それをやるとあっという間に電池が減る。
ローカル保存したファイルを再生するぶんにはそれほどでもない。
これまで文字化けしていた日本語曲名などタグの認識率も上がった。さらにSDHC対応で大量のデータを持ち歩けるようになったことにより音楽プレーヤーとしての使用率が705NKの時より高くなった。
705NKからの数少ない改悪点
ストレート型と比べてひと手間多いような感じがどうにも。スライドとキーロックが連動できるから、705NKの時には使っていたHandy keyLockなんかは使わなくて良くなったということはあるんだけれども。
705NKがかなりよかっただけにX02NKはちょっと残念。
けど、世間で騒いでるほど持たないということはない。卜の使用環境では予備電池を持ち歩かなくてはならないほど減りはしない。
オレンジエコ契約でパケ定額OP付けていないSIMで使っているんだけど、外に出るとGoogle Map+AGPS使いたい誘惑に駆られることはある^^;
冷静に考えると自分の使用状況では必要ないから今後もネット接続は自宅WLANのみでいこうとは思ってるんだけど。
地図も動画もPCで落としたものをローカルで見られればそれで済むし、さすがにそんだけのことで月¥5,000UPは・・・。
毎月パケット定額フルの上限まで使いまくる腹が決まっていればWHSでモービル定額APとして使ったりとか、できることの幅は大きいんだけれどもねー。
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(※本ページのデータは2008年7月現在のものです)
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