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 ■端末使用感 vodafone V401D

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 ※写真は、我が家のV401D。
  私は緑で、嫁が赤。
 ※内容的には個人的な使用感が中心です。端末について詳しくお知りになりたい方は以下のサイトを参照下さい。
 ・vodafone:V401Dスペシャルサイト
 ・ITmediaモバイル:指でなぞって操作する「V401D」、6月23日から順次発売
 ・ケータイ Watch:ケータイ新製品SHOW CASE
 ・三菱電機:V401D


 《はじめに》

私は種々の事情により携帯電話端末を複数台所有しているが、音声通話からメールの送受信までメインに使用しているのはvodafone東京契約機である。
V401Dに機種交換する前にメイン機として使っていたのは、DENSO製のJ-DN03という機種だった。
J-DN03が発売されたのが2001年5月で、発売後すぐに機種変した覚えがあるから、かれこれ3年同じ機種を使い続けていたことになる。

半年や一年にも満たずに次々に新しい機種に交換する人も少なくないと思うが、私がこれまで他の機種に交換せずにいたのは、使い勝手においてDN03と互角か、それ以上の端末が発売されなかったからだ。

メガピクセルカメラ・QVGA26万色表示の液晶パネル・Javaアプリ・等々、ハードウェアや搭載機能のスペックにおいて、DN03はどれを取っても現行機種から見劣りする。
しかしDN03の、ユーザの使い勝手を第一に考えたソフトウェアや軽快な動作を支える秀逸なプログラム処理は、ハード面で劣る部分を補って余りある。
特にメール周りの機能についてだけいうなら発売から3年を経た今なお、現行機種と互角以上の使い勝手を持つ。
他のどのメーカーよりもユーザの使い勝手を考えて製品作りをしていたのがDENSO製の端末だったと、あらためて思う。
そして、DENSOの携帯電話事業からの撤退によって、そんな端末はこの先もう出ることはないだろう…。そんな思いから、いまだにDN03を使い続けているユーザも私の周りには多いのである。
発売から3年以上経過した端末で、現行機種と互角以上の使い勝手を持つ(今なお使い続けることができる)機種がDN03の他にあるだろうか?それだけを考えてもあらためてDN03の凄さに目を見張る。

全てのメーカーの開発者は、DN03に学ぶべきである。

そんな考えを持つ私だが、さすがに3年も酷使しているうちに液晶パネルの表示やボタン押下げ等に不具合が出はじめたDN03から思い切ってV401Dに機種交換することにした。
この3年の間で世に出た色々な端末を(vodafoneのみならず他のキャリアから出されたものも含め)使ってみて、もしDN03の使い勝手に迫るものが出るとすれば、三菱から以外にはないな、という感想は持っていた。
V301Dが出た時にも興味を引かれるものがあったが、結局インターフェイスはJ-D03以来(細かい改善はあっても)ほとんど変わっていないことと、三菱がDoCoMoに提供しているD5**・2**シリーズ等と見比べてしまうと、「一世代前の端末」(例えば未だに受信メールのフォルダ管理すらできないとか)にしか感じられない、という多くの不満が浮かび却下となった。
V401Dについては、本年5月の東京ビズショウで実機が展示され「かなりイイ」という噂が飛び交いはじめたので発売前からいろいろ情報を集めていた。
web上でも三菱のソフトウエア開発第二部開発第一課・冨森健史氏や通信第一部第一課・増田英雄商品企画担当係長ら開発担当者の自身溢れるコメントを目にし、今回ようやく「フル・モデルチェンジ」と言えるぐらいの出来に仕上がっているらしいことを知った。

・・・で、発売日に(モックアップではなく)実機をいじり即購入した友人に、不安に思っていた点について種々の質問を浴びせかけ、概ねクリアされていることがわかったので購入に踏みきることにした。

各社から出されている端末には、一長一短がある。全ての使用者のあらゆるニーズに対応した端末など、作りようがないことはもとより承知の上で、どうしても「他の機種(特にJ-DN03)との比較において感じる点」となってしまう点は、御勘弁願いたいのだが、私なりに使ってみての感想や改善して欲しい点などを以下、書き連ねてみることにする。



 《全体的な感想》

「使ってもらえれば、“こんな細かいところまで、こんなこだわりがある”というのを感じ取ってもらえる端末じゃないかと思っている。この携帯電話を使って、不便と感じる人は絶対いないと思う」とは、三菱の商品企画担当係長・増田氏の弁。
たしかにV401Dは「できることの多さ」から言えばDN03をはるかに超えた。
しかし、操作の軽快感では未だにDN03に及ばぬ点が多々ある。ほんの一例を挙げると・・・私がDN03で重宝しているのはポップアップされた未読メールを(F1またはFJで)すぐに宛先別にソートして、次の宛先へもFボタンの2度押しだけですぐジャンプできるという機能なのだが、V401Dではソートの条件が細かすぎるぐらい選択できることで逆にそれをメニューから選択する煩わしさが出ている。(ただし、受信フォルダを作って振り分け設定しておけばソートの手間がなくなるなど利点もある)

「できることは多いがメニューから選択しなければならない操作が煩わしい」というのは、従来機も含めて三菱性の端末全体の操作感に影響しているものでは、ある。

不満を論(あげつら)うのは簡単で、キリがないのだが・・・総合的には多様な使用状況に対応し「どんな人がどんな使い方をしても機能面において大きな不満を感じない」という点において、現行機種では他に比肩しうるものがないくらいの出来栄えになっており、おおむね満足している。

各所のインプレッションで「これでV6シリーズだったら・・・」とか「これがVGS機だったら・・・」という意見が多く見られるのも(現在のV6シリーズやVGSシリーズにロクな端末が無い、というのが一番の理由だとは思うが)、その完成度の高さを物語っている。
ハッキリ言ってV4シリーズでこれほどの端末が出てしまうと、(よほどwebを頻繁に利用するため「ハッピーパケット」の必要を感じているユーザーや、どうしても動画をメールで送受信したいユーザー、256kBのVアプリやV-Karaなどのコンテンツを魅力に感じるユーザー以外には)V6シリーズやVGS端末の必要性を感じなくなる。



 《良いところ》

◆デザインについて
これはもう、好みの問題でしょう。私は、色・形ともに、わりと気に入ってます。
J-DN03より持ち歩きにくくなったのは事実だが、これほどの機能を詰め込んでこれ以上の軽さ・小ささ・薄さを求めるのは酷かと割り切っている。
◆カメラについて
私にとっては初めての「メガピクセルカメラ」搭載(FUJINONレンズ&有効画素数100万・記録画素数200万ピクセルのスーパーハニカムCCD by FUJI FinePix)端末になるわけだが、一度体感してしまうと「後戻りできない」怖さが・・・。
別項(カメラ搭載の時代)でも述べたが、私にとっては「ケータイのカメラがメガピクセルになる」ことより「そこそこいい写真が撮れるようになった」ことの方が重要で、もうコレ(V401D)の他にあえてデジカメやレンズ付きフィルム(ex.「写るンです」)などを持ち歩く必要性を感じなくなったのが大きい。
撮影時のモード(サイズ)設定にかかわらず、最大サイズで撮影した画像をメール添付サイズにリサイズできるのはよい。(というか、それができない端末が存在する事の方が不思議だが)また、撮影⇒リサイズ⇒送信にかかる手間も少ないのがよい。
カメラの設定や撮影サイズ変更など操作ガイドが各キーに割り当てられ、メニューをたどらずに操作ができるようになったのはよい。
レンズカバーを開けるだけでカメラが起動し、端末を閉じたままでいわゆる「横撮りスタイル」ができ、お手軽。その場合ファインダーになる1.3インチQQVGAサブ液晶は視認性も良好。
マクロ(接写)切り替えスイッチはレンズの下に付いているが、マクロに切り替えて撮影してもレンズカバーを閉じると次にカバーを開いた時にはスイッチがノーマルに戻っている(というアナログ機構を採用している)のも嬉しい配慮だ。
◆液晶画面/表示について
私にとっては初めての「QVGA液晶画面」搭載(2.2インチ、約26万色表示)端末になるわけだが、これは一度体感してしまうともう「後戻りできない」怖さが・・・。
「加速度センサー」搭載により上下左右方向を感知し、撮影した画像を閲覧時に端末を縦にしても横にしても、写真の向きを端末の向きに合わせて自動的に回転する「オートターンピクチャー」機能がある。これは便利。
表示文字サイズもわりと細かく設定できるようになった。送受信メールの閲覧時には「カメラキー」を押すだけで縮小4段階切り替え(キー長押しで一気に最小サイズまで縮小)・「ショートカットキー」を押すだけで拡大4段階切り替え(キー長押しで一気に最大サイズまで拡大)できるようになっているのも便利だ。
◆コントロールパッドについて
少々慣れを要するが、慣れればわりと使いやすい。
ノートパソコンなどのマウスパッドの操作感覚に近いものがある。
他社にはジョグダイヤルやディスクジョグ(ソニー)、ロールナビ(パナソニック)等を搭載した機種があるが、たとえば画面をスクロールし続ける場合にジョグダイヤルやディスクジョグは物理的に回し続けなければならないのに対して、コントロールパッドは指を下に滑らせてそのまま止めておけば、指を離すまで、そのままスクロールさせておけるという利点がある。
◆着信音の設定について
V401Dになって、従来のD機よりメモリダイヤル(個別/グループ)・フォルダ・など、細かく鳴り分けの設定ができるようになった。
音量・音質については、可もなく不可もなく、平均点です。
◆文字入力・文章作成機能について
文字の入力・文章作成だけに関して言えば、V401Dの方がDN03よりはるかに楽だしT08以降の東芝機やSH53以降のシャープ機も、もうDN03のレベルは超えてしまったかもしれない。そのあたりは、3年の時の流れを感じさせる部分だ。漢字変換・辞書の性能など、以前はメーカーによって使い勝手に大きな差が感じられた(この機種は「辞書がバカだから、買わない」などと端末購入の際には重要な選択基準になっていたほど)ものだが、現在はどのメーカーもケータイShoin、Mobile Wnn、Mobile Rupo、ATOKなどの文章入力システムを搭載するのが当たり前になっており、推測・予測変換機能も充実しているので、この部分についてはメーカーによる「性能差」はほとんど無いといってよく、単に入力システムの変換グセなどの「好み」の問題になってきている。もちろん端末ごとに操作方法や操作感覚は異なるが、ひと昔前のように「これはヒドイ」というほどの端末はあまり見られなくなったので、これも「好み」の問題だろう。
V401DでもAI推測変換付きのATOKを搭載しており、快適な文字入力・文章作成環境を実現している。
D08以前のATOKより格段に性能が向上し、多くの候補が出せるようもなっている。
ショートカットキーで絵文字・記号・顔文字パレットが呼び出せるようになったのも従来D機からの進歩だ。
キーのタッチ感には若干の不満もあるが、キーレスポンスも良い。
◆メール機能について
私にとっては携帯電話の機能の中で一番活用している部分でもあり、端末選びの際には「妥協できない」ところ。購入するに当たっても最重要視した部分である。
インターフェイスの根本的な見直しによって、従来のD機とは比較にならないほど操作性が向上した。
フォルダ管理ができるようになった。(今さらフォルダ管理もできない方がどうかと思うが)
フォルダ作成後でもフォルダの順序を好きなように並べ替えられるのはよい。
フォルダの振り分け条件設定もメモリダイヤル(個別)/メモリダイヤル(グループ)/メールグループ/キーワードごとにできる。
メールのリストでチェックが入れられ一括操作ができるようになったのも良い点。
受信メールの「ドメイン拒否」が端末で設定できるのもポイント高い。
◆その他
機能呼び出しのメニューや、キー(コントロールパッド)への機能割り当てなど、カスタマイズ性が高かったり、ショートカットが用意されているのも良い点だ。


 《悪いところ》

◆ボタンについて
デザインが優先されたのか・・・押しにくいと感じる局面がある。
特に左上のボーダフォンマークのキーと右上のメールキー、発話・終話キー。この4つは押す頻度も高いのでそう感じるのかもしれないが。
前モデルのV301Dは全体にかなり押しやすかったので残念。
◆カメラについて
「自分撮り」の場合は端末を開いてサブディスプレイを見ながら行うことになるが、どうしてもカメラとディスプレイに角度が付くのでやりにくい。
DoCoMoのDのような「スパイアイ」構造になっていたら(それもできたのでは?)・・・と思うのだが、差別化?
カメラ起動後の設定の変更は、端末を閉じた状態でコントロールパッドでできるのだが、やりにくい。一度端末を開いて設定を行った後に再び閉じて撮影、という方法が早いので、そうしている。「コントロールパッドでもできるのね」程度に考えていれば、さほど不満はない。
◆メニューについて
例えば従来のD機では「メニューアイコン」に「送信メール」や「受信メール」を登録することができ、ワンタッチ機能設定と合わせるとワンボタンで送・受信メールリスト画面を呼び出すことができたが、V401Dでは「メールボックス」より深い階層にある「送信メール」や「受信メール」などの項目は「ショートカットメニュー」に登録できなくなっているのは以前に比べて不便になった点のひとつ。
◆着信音の設定について
着信音の設定の中のメール着信音については、スカイメールとEメールは項目を分けて、鳴り分けができるようにしてもらいたいものである。これはD以外の他機種では、ほとんどができるようになっている機能でもある。
また、本機のメモリダイヤルに登録していない電話番号やメールアドレスからの音声・メール着信について、着信音を鳴らすか鳴らさないかをユーザが選択設定できるようになっていてほしい。
V401Dになって、せっかくメモリダイヤル(個別/グループ)・フォルダ・など、細かく鳴り分けの設定ができるようになったのに、ユーザが一番鳴らしたくないと思っているスパムメール着信音やワン切りの音声着信音が鳴ってしまうのだけを防ぐ設定ができないのは惜しい。
◆マナーモードの設定について
a)緊急時連絡番号の設定
 他の機種には見られる機能で、マナーモード設定で「緊急時連絡番号」を登録しておくと、登録した電話番号からの着信時にはマナーモード中にかかわらず着信音が鳴る、というもの。これは「あったら便利なんだけどなぁ」と思う点。
b)バイブレータの設定
 マナーモード中のバイブレータについてV401Dでは一括でonかoffの設定しかできず、実際に使用する場合には、onにしていると音声着信だけでなくメール・ウェブ・ステーションの着信でも振動してしまう。メールやステーションの着信が多い人にとっては、着信のたびの振動はかなり煩わしく感じられる。かといってoffにしていると音声着信には気付かないということになる。
 バイブレータに関しては着信音設定で設定した内容を、マナーモードのバイブ設定より優先させるか、もしくはマナーモードの内容設定においても音声・メール(スカイメール/Eメール別)・ウェブ・ステーションの5項目を個別に設定できることが望ましい。
c)その他
 最近の機種では使用者がオリジナルなマナーモード設定をできるようになっているものが多い。b)に挙げた音声・メール(スカイメール/Eメール別)・ウェブ・ステーションの5項目の他には、目覚まし・スケジュールアラーム・Java常駐時・効果音(ウェイクアップ/ボタン確認/端末のオープンクローズ音など)・メール、ウェブ、ステーション利用時のメロディ再生・簡易留守録(on/off)・等を個別に各自の使用状況に応じて設定できるようになってきているなかで、V401Dがいまだにバイブ(on/off)・簡易留守録(on/off)・小声モード(on/off)の3項目しか設定できないのは、時代遅れ、というか不便を感じる点である。V401Dでは新たに「マナーモード中再生」が出来るようにはなったが、その都度メニューから選択しなければならないのは、実際の操作の場からみれば「面倒臭い」の一言である。(目覚ましについてはV401Dでもアラームの設定により、マナー中も鳴らせるようになっている)
◆文字入力・文章作成機能について
a)候補の出ない単漢字の変換について
 ATOKを搭載したD05以降で最大に不満に思っているのは、読みで変換候補に出ない単漢字が増えたことと、どうやっても変換候補に出ない漢字を入力する方法が区点コード入力以外になくなった、ということだ。
 そういった場合に他の機種ではほとんどが、単漢字候補のパレットが呼び出せるようになっていたりして、変換候補に出ない漢字を入力する方法が「区点コード入力以外にない」ということはない。
 常に区点コード表を持ち歩くわけにもいかないし、出ない漢字がある時は仕方がないので他の端末で出したものをメールでV401Dに送って、コピー&ペーストしたものをユーザー辞書登録する、という方法をとっているのだが・・・不便この上ない。
b)記号や絵文字の連続入力について
 ショートカットキーでパレットが呼び出せるようになったのは大きな進歩だが、入力はわざわざ「連続」キーや「完了」キーを押さずとも「戻る」までは連続でできるようにならないものか?
◆メール機能について
a)未読メールの最古にフラグが立たない
 ラピッドメニューから未読メールの処理を行おうとした時、未読メールの最新のものがリストの上の位置に表示されてしまうようになったのはV401Dからであろうか?たしか従来D機では、ラピッドメニューから未読メールの処理を行おうとした時は古い順にリスト表示されたかと思ったが・・・?普通は、未読メールは何通も何十通も溜まっていたら、最新のものではなく最古のものから順に処理したいのである。長い話を何分割かにして送ってきたものを頭から順に読みたい場合などを考えてみるとよい。この点は改悪と言わざるをえない。
b)選択保護ができない
 メールのリストでチェックが入れられるようになったのは良い点として・・・チェックを入れたものをまとめて処理できる項目が消去と移動だけなのは、どういうことであろうか?「選択保護」や保護メールの「選択解除」ができてもよいのではないかと思うのだが。これも、D以外の機種では、ほとんどができるようになっている機能でもある。
 また、保護できる件数に制限(送信30件/受信100件)があるのも不便だ。
c)割込み着信について
 これも、旧モデルからの改悪点。新着のあるたびにいちいち読むか読まないか確認画面が出るのは何とかならないか。文章作成や入力中に割り込むことがないのが救いだが・・・。
 新着を知らせるにしても、せめてVアプリ実行中のようにテロップ表示のお知らせだけにしてほしかった。もしくは東芝機のようにユーザーが割込み設定できるようになっているべきではないだろうか。
 (例)
  ・メールと配信レポートの着信→割り込み(表示あり)/割り込み(表示なし)/バックグラウンド
  ・ウェブ着信→割り込み/バックグラウンド
d)メモリ操作について
 以前のD機(D08以前)では、メールメニューから「7.メール設定」→「4.メモリ操作」→「2.受信メッセージクリア」(暗証番号入力)と進むと「残したいメッセージをチェックして下さい」と出て、未読・通知/保護メールを残すか残さないかの選択ができたのに、V401Dでは「6.メール設定」→「5.メモリ操作」→「2.受信メッセージクリア」(暗証番号入力)と進むと「全てのメッセージを消去しますか?(保護以外)」と聞かれるだけで未読・通知メールを残すか残さないかの選択ができなくなってしまった。「未保護の既読メッセージのみ」を一括消去できるメニューを、是非復活させてほしい。
 同様に、従来機でメールメニューから「7.メール設定」→「4.メモリ操作」→「3.送信メッセージクリア」(暗証番号入力)と進むと「残したいメッセージをチェックして下さい」と出て、未送信メールを残すか残さないかの選択ができたのに、V401Dではそれができなくなってしまった。これも、元に戻して(未送信/保護メールだけ残せるようにして)ほしい。または、前項b)の所で書いたように、保護できる件数に制限(特に送信30件しか保護できないというのは…)を設けないでほしい。
e)その他
 メールの文中メアドリンクで決定キーを押すと何故か候補の一番に「メモリ登録」が出てしまったりするのも「あれ?」と思う点だ。メールの「動作設定」→「メールキー設定」で指定したメール種別がすべてのメール種別選択画面に反映されるようになっていてほしい。
 そのことと関連して、受信メールに「返信」のメニューを選んだ時に表示されるメール種別の選択画面では並んでいる一番上に「1.ロングメール引用無」があるが、本来「3.スカイメール引用無」が一番上に来るようにするべきであろう。
 非パケット機でメールを作成しようとする人は、ほとんどの場合最初にメニューから選ぶのは「スカイメール」というのが実情ではないか。だって、スカイメール作成画面で文章を入力していてもし文字数を超過しても、ロングメールで送信し直せるのは現行機種なら全てサポートしている機能で、その方が簡単だもの。逆の場合ではポップアップメニューから「スカイメール変換」を選ばなくてはならない煩わしさが出る。
◆ステーション機能について
未読情報がリストアップされた画面で「全件既読」にすることができるメニューを追加してほしい。
◆その他
端末を眺めると、構造・スペースレイアウト上無理っぽいのがわかるが、ストラップ通し穴は真ん中の位置にあってほしかった。


 《おわりに》

V401Dに機種変更してから「とりあえず、この一台持ちだせばなんとかなる」局面が増えたので、サブ機の稼働率が減った。
私のような「特殊」なユーザーはさておき、一般ユーザーなら「この携帯電話を使って、不便と感じる人は絶対いないと思う」との三菱・増田氏の弁もあながちウソとも言えないのではないかと思う。

現在のV6シリーズやVGSに不満を感じているなら、この端末を手にしていったんV4に後戻りしてみるのもよかろう、とも思う。

V401Dを一番お勧めしたいのは、vodafoneの中ではけっして使いやすくもないSHシリーズに何故かこだわって、使い続けている「SHユーザー」に。
蒙(もう)を啓(ひら)くことになるだろう。

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(※本ページのデータは2004年8月現在のものです)



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